私達が小学校に通っていた昭和40年頃は、近くの小川や池にたくさんのメダカやフナが泳いでいました。スイミングやサッカースクールが無かった時代だから、学校帰りには田んぼで餌のミミズをとり、魚釣りや魚とりを楽しんだものです。
最近は、田んぼにもミミズがいなくなり、小川には魚がいなくなりました。原因は農業の省力化、生産向上のため化学肥料や化学合成農薬などを投入したことです。これによって農家の方の負担が、相当低減したことと、収穫量の増大につながりました。しかし、それらを使い続けると土中の有機物が減り、野菜などが病気にかかりやすくなってきました。その改善のために新しい農薬の投入を・・・悪循環になってきています。
そこで、私達は田んぼにはミミズやモグラが住み、小川には魚が棲む環境保全型農業で、おいしい有機野菜を作っていきます。
栽培方法は、化学合成農薬・化学肥料を全く使用しない農業をしています。隣地に従来の慣行農業している場合は、1.0m以上離して栽培したりソルゴーを植え付け、隣地からの農薬の飛散を防いでいます。畑には、なるべく草を生やして、虫達のすみかを残して生物多様性をより効果的に進めていきます。